札幌が2連勝で首位をキープした。

 前半46分に、FW内村圭宏(31)からFW都倉賢(30)へ絶妙な縦パスが通ると、都倉の左クロスのこぼれ球を、骨折している鼻骨防護用のフェースガードをつけ出場した主将のMF宮沢裕樹(26)が右足で押し込み先制した。

 4試合ぶりの先制点でリードした札幌四方田修平監督(43)は後半24分、MFヘイス(27)、内村圭宏に代え、MFジュリーニョ(29)、MF前寛之(20)を投入。ボランチをスタートの2枚から、宮沢、深井一希(21)、前寛の3枚に増やし、守備を固めながら、ジュリーニョ、都倉のフィジカルを生かしたカウンターで2点目を狙った。

 追加点は生まれなかったが、そのまま札幌が逃げ切った。

 今季新主将に就任し、キャプテン1号が決勝点となった宮沢は「自分たちのサッカーがうまくいかず、ばたばたする中でワンチャンスを決められて良かった」と喜んだ。札幌は5試合ぶりの完封勝利。北九州は2試合ぶり黒星となった。