G大阪FW宇佐美貴史(24)のグッズの売れ行きが好調だ。ドイツ1部アウクスブルクへ移籍するためラストマッチとなる25日の第1ステージ最終節名古屋戦(吹田S)に向けて、24日は大阪・吹田市内で非公開練習を実施。本拠地の吹田Sに併設されるオフィシャルショップ「ブルスパジオ」では、宇佐美グッズの売り切れが続出している。

 21、22日が公開練習だったためファンがグッズショップにも殺到。1日200本以上売れた人気商品のタオルマフラーは既に完売し、試合日まで入荷待ち状態となっている。今季はタオルマフラーやレプリカユニホームなど、選手別の売り上げランク首位をMF遠藤が守ってきたが、移籍発表をしてから宇佐美が猛スピードで追い上げ、1位を奪った。

 クラブのグッズ担当者は「宇佐美バブルですね」と笑顔。名古屋戦後には「行ってらっしゃいうちわ」や、セレモニーで身につけるバスタオルなどが発売される予定だ。購入に最後のチャンスとなる「39番」のユニホームも限定販売される。

 宇佐美はこの日、クラブハウスに置いてあった荷物をスーツケース3個にまとめて全て撤収した。「きれいさっぱり。みんなが寂しくなるようにあえて(荷物を)きれいにして、あっけらかんという感じを演出した」とニヤリ。ラストマッチに向けて、終始リラックスした雰囲気だった。