J2清水FW長谷川悠(29)が今日27日の関大との天皇杯1回戦で移籍後初先発することが濃厚となった。26日は静岡市内で行われた非公開練習に参加し、「最初から積極的にいってゴールに絡むプレーをしたい」と決意を示した。

 山形在籍時の09年天皇杯3回戦では明大に0-3で完敗。当時はJ1だったが、格下に不覚を取った。長谷川はフル出場したが無得点。「守備的になってしまった記憶がある」と振り返る。同試合で山形の指揮を執っていた小林伸二監督(56)も「大学生には初めからガツンといかなければ、やられる」と強調した。

 関大については既にビデオで研究済み。最終ラインは空中戦を苦手としているようで、長谷川は「状況を見て長いボールを要求したい」とイメージをふくらませている。7月6日の加入後は負傷で出遅れ、リーグ戦出場は3試合で全て途中からで無得点。自身のアピールにもつながる一戦に向け「点を取りたい」と移籍後初ゴールも見据えた。【神谷亮磨】