J2降格危機にある年間最下位福岡は、神戸戦の完敗から一夜明けた26日、福岡市の雁の巣レクリエーションセンターで調整し、次節10月1日名古屋戦(パロ瑞穂)へ備えた。

 先発組はリカバリーメニューで疲労回復に努めた。次節は福岡が引き分け以下なら14位甲府、15位新潟の結果次第で降格が決まるだけに選手も悲愴(ひそう)感を漂わせた。

 元日本代表DF駒野友一(35)は瀬戸際の一戦について「こういう試合で先に失点するとエネルギーがいつも以上に2、3倍かかるので、前半はしっかり失点0に抑えたい」と気合。リオデジャネイロ五輪の日本代表DF亀川諒史(23)も「次で(今季が)終わったら、何してるんだとなる。勝つしかない」と闘志を燃やした。DF田中マルクス闘莉王(35)の復帰でMF三門雄大(29)が「守備が堅くなっている」と警戒する名古屋だが、チーム一丸で必勝を期す。