川崎FのFW小林悠(29)が26日、自身のブログで来季も川崎Fでプレーすることを報告した。

 小林にはG大阪、神戸、鳥栖が獲得オファーを出し、各クラブが年俸1億円を超える好条件を出していた。小林はブログで、川崎Fとの契約を延長することを報告。「この決断に至るまで正直、相当な心の葛藤があった」と率直な気持ちを吐露した。他クラブからの高評価にも感謝の気持ちを述べ「これからのサッカー人生の励みにし、対戦相手として嫌がられる存在でい続けられるよう努力を続けたい」とつづった。

 小林は現在、左太もも裏肉離れで離脱し、23日の鹿島とのチャンピオンシップを欠場していた。「ふがいない気持ちでいっぱいでした。その時に思いました。やっぱり僕はフロンターレでタイトルをとりたいんだなと。他のチームでとっても意味がないとその時に強く思いました」とつづっている。川崎Fは、今季15得点したFW大久保嘉人(34)が東京への移籍が決定。大久保と同じく15得点している小林の残留決定は、来季の川崎Fにとって何よりの「補強」と言えそうだ。