1年でJ1に復帰した清水エスパルスは、黒星スタートとなった。

 前半15分、DF六平光成(26)の右クロスにFW鄭大世(32)が頭で合わせるが、GKがキャッチ。同31分には、前線でDFに激しく球際にプレスをかけたMF金子翔太(21)がボールを奪い、右サイドのMF野津田岳人(22)に展開するが、DFにクリアされた。

 後半26分にセットプレーから先制され、その後はセンターバックのDF犬飼智也(23)を前線に上げてパワープレーを仕掛けるが、決定的なチャンスを作れなかった。チーム最多のシュート4本を放った鄭は「なかなか攻められず、チャンスも作れなかった。セットプレーの集中力1つで、勝敗が分かれた試合だった」と振り返った。小林伸二監督(56)は、失点の場面について「もったいなかった。そこが少しの差。大きい差にならないように、今後は工夫していく必要がある」と話した。