ジュビロ磐田は、今日30日のホーム北海道コンサドーレ札幌戦をMF中村俊輔(38)抜きで戦うことになった。29日、磐田市内のヤマハスタジアムで最終調整を行ったが、前日28日の紅白戦を途中離脱した中村俊は、グラウンドに姿を見せなかった。名波浩監督(44)は、中村俊の状況を「腰痛」と明かし「2人の新しい選手が確実に入る」と言った。DF森下俊(30)も左太ももの張りで練習を欠席しており、両選手に代わる新たな2人を起用するとみられる。

 チーム全11得点の半数以上を演出してきた中村俊の不在はチームの痛手。それでも、名波監督は「やることは変わらない。良い守備が良い攻撃をもたらす」と言った。現在リーグ最少タイ7失点の守備から勝機をうかがう決意で、ミーティングでは「総合力を見せるチャンスだ」と選手を鼓舞。司令塔が不在でも、強気に12年以来の3連勝を狙う。【前田和哉】