FC東京が、来季監督候補として正式オファーを出していたガンバ大阪の長谷川健太監督(52)と大筋合意したことが29日、分かった。関係者によると、複数候補から交渉を一本化していたが、清水と0-0で引き分けてJ1残留が確定したこの日までに就任確実となった。

 2年連続で監督を途中解任しているクラブは、育成も含めた長期的視野に立って複数年契約で合意したとみられる。前広島監督の森保一氏とも水面下で接触したが、東京五輪監督への思いを尊重。引き続き、タイトル獲得経験者から人選を進め、14年に国内3冠の長谷川氏に就任を要請していた。今季はFW大久保嘉らを補強したものの現在5戦勝ちなしで11位。上位進出の夢を、現役の日本人監督最多のJ1通算154勝を誇る長谷川氏に託す。