17年ぶりのルヴァン杯決勝進出を決めた横浜F・マリノスのポステコグルー監督は試合後、チームの戦いを称賛し「(決勝進出の)目標は達成できたかなと思います。決勝にいくにふさわしいパフォーマンスだった」と振り返った。

強豪鹿島アントラーズ相手に2試合で4得点。最後は相手の猛攻を振り切る形で試合を終えた。「速くて強い相手と2試合できたことで成長したと思います」と戦術の浸透度合いにも自信をみせ「このクラブにきたのも、タイトルをとれるようにすることだと思っていた。(監督就任)1年目でタイトルがとれるチャンスがあるので、楽しみにしています」と話した。

左サイドからのスルーパスに抜け出し、2点目となるFW仲川輝人(26)の得点をアシストしたMF天野純(27)は13年の天皇杯以来となるタイトル獲得にむけ「タイトルをとってマリノスの新しい歴史をつくっていきたい。みんな自信を持ってやっているし、1失点しても自分たちのサッカーを貫けば逆転できるという気持ちでやっている。そういうメンタル的な部分は大きいと思う」と意気込んだ。

DF山中亮輔(25)は前半で2-0とリードしながら追いつかれた展開を反省し「次(決勝)が頭をよぎったというか、守りに入ってしまった」と振り返った。決勝の舞台は今年元日の天皇杯決勝でセレッソ大阪に敗れた埼玉スタジアム。当時の舞台にも立っていた山中は「悔しい思いをしたので、埼スタで借りを返せるようにしたい」と力を込めた。