仙台市は16日までに、J2のベガルタ仙台への年間6000万円の補助金を2008年度で廃止し、本拠地ユアテックスタジアム仙台(同市泉区)の使用料の減額など間接支援に切り替える方針を決めた。

 市によると、市は1999年以降、毎年4500万-7000万円の補助金を支出してきた。ベガルタが今年5月、累積債務を解消するため資本金の約8割を無償減資。市の出資金が減ったのを機に「プロスポーツチームとしての自立」を促すため補助金廃止が浮上した。

 市は、ベガルタが市に支払うスタジアムの年間使用料約7000万円の減額やスタジアムの命名権売却収入を配分する見通しだが、額や配分率は今後調整する。

 ベガルタ支援では、県も年間1000万円の補助金廃止を検討している。

 ベガルタは13日、J1のジュビロ磐田との入れ替え戦に敗れて昇格を逃した。