<J1:東京2-1清水>◇第30節◇25日◇アウスタ

 東京FW鈴木達也が先制ゴールを挙げ、大黒柱が離脱した穴を埋めた。左ひざ前十字靱帯(じんたい)不全損傷で今季絶望となった今季15得点マークのMF石川直宏に代わって右MFでスタメン出場。開始3分、日本代表DF徳永悠平からの右クロスをヘッドで合わせて貴重な先制弾をマークした。豊富な運動量で相手DFの背後と突く動きを連発し、次々と攻撃チャンスを演出。「代役というだけでは終わりたくないから」と、自身もチームトップとなる3本のシュートを放った。

 これでナビスコ杯を含む今季の対清水戦は4勝1分けと負けなし。城福浩監督は「ボクは誰が出てもやれると思っています。最終節に奇跡を起こすためには、もう1つも負けられない」とリーグ優勝をあきらめない姿勢をみせていた。