経営再建中のJ1大分を運営する大分フットボールクラブは2日、今期(2013年2月~14年1月)の決算見通しを公表し、純利益がほぼ計画通りの約1億8100万円になることを明らかにした。実質債務超過額は約5億8700万円から約4億600万円に減る見込み。

 クラブライセンス制度では、2014年度決算までの債務超過解消が求められている。記者会見した青野浩志社長は最終的に4億2千万円の増資を募り、一部を企業の再生をする国内のファンドに要請する方針を明らかにした。

 青野社長は「ファンドには前向きに検討してもらっている。来年4月末の株主総会までに増資をできれば」と述べた。