エコパスタジアム(午後1時開始予定)で浦和と対戦する磐田はFW万代宏樹(22)と、24歳の誕生日を迎えたジウシーニョの初“BG”弾で勝利をもぎ取る。

 “BG”砲が、記念ゴールの共演で難敵を射抜く。浦和戦前日の4日、先発が確実な万代とジウシーニョの2トップはミニゲームで汗を流した。ナビスコ杯を含む今季7試合目で、6度目の共演。ともにゴールは決めているが、2人同時はまだない。万代は「神戸戦でジウが点を取ってくれてから、連係も良くなってきた。そろそろFW2人で点を取りたいですね」と「BG弾」に意欲を見せた。

 ともに狙うは記念ゴールだ。2戦連発中のジウシーニョは、この日が24回目の誕生日。試合前夜はホテルに宿泊するため、練習後は急ぎ家族の元へ戻り、少ない時間で祝いあった。派手なゴールパフォーマンスこそ「僕はおとなしく、静かに祝う方なんだ」としないが「絶対に勝つという気持ちを持ってプレーしたい」。昨年パウリスタ時代に並ぶ自己最高の3試合連続弾で、自ら祝砲を上げる。

 相棒の万代は、あと2点に迫ったホーム通算500点に挑む。会場のエコパはG大阪戦で移籍後初ゴールを決めた場所。「ジウだけでなく、そろそろ自分にも取らせてほしいですね。1点目は誕生日祝いにアシストしますが、2点目は自分が決めさせてもらいます」と宣言した。BGアベック弾が決まった時、浦和からの2年ぶりの勝利は確かなものになる。【今村健人】