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J1札幌三浦監督が怒った、DF柴田退場

 コンサドーレ札幌の三浦俊也監督(44)が、26日の新潟戦(札幌ドーム)を前に、DF柴田慎吾(22)へカミナリを落とした。24日の練習中に、ミスが続いたルーキーに激怒。ミニゲームのレギュラー組から“退場”させ、反省を促した。リーグ戦5試合連続でスタメン出場を果たしている秘蔵っ子に厳しく接することで、チームに緊張感を与え、勝利への意識を植え付けた。

 指揮官の怒りが爆発した。ミニゲームで主力組のセンターバックを務めていた柴田が、立て続けにパスミスを3度続けた。「代われ!」。三浦監督の怒声がピッチに響く。手をクルクルと回し池内と交代させた。普段は紳士的な指揮官の激怒に、チームは緊張感につつまれた。

 厳しい態度には意図があった。「柴田はまだ伸びる要素がある選手だから、たたいておかないと。駄目なクラブへ行ったら遊んでしまって成長はないですから」。期待しているからこその愛のムチだった。

 3月23日のナビスコ杯川崎F戦から、昨季守備陣の中核を務めた曽田に代わって起用している。U-23(23歳以下)日本代表候補が発表された18日には「もうちょっと早くから試合に出ていたら」と選出されなかったことを惜しんだほど、才能を評価している。さらに飛躍できる存在ととらえているからこそ、わずかなミスも許さなかった。

 試合2日前の“お仕置き”は、チームにも好影響を与えた。DF平岡が「久しぶりです」と驚いた怒号で、気は引き締まった。練習後、選手たちは「ピリピリしたムード」と口をそろえたが、それも決して悪い方向のものではない。リーグ戦8試合目で初めて自身より下位チームとあたる今回、ホームだけに勝ち点3をつかんでおきたい。浮ついた雰囲気がなくなったことは、好材料といえる。

 カミナリを浴びた柴田は「やってしまった」と反省しきりだったが、その分何をすべきか理解している。「まだ自分はレギュラーだと思っていないし、失敗した分を取り返したい」と言ったよう、親心はしっかり伝わった。受けた恩は、勝利という結果できっちり返す。【上野耕太郎】

 [2008年4月25日9時45分 紙面から]


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