浦和フィンケ監督V奪還のカギは英語力
浦和が「英語漬け」でV奪還のシーズンに挑む。チーム始動2日目の13日、さいたま市内のグラウンドで約1時間半練習。フォルカー・フィンケ新監督(60)は堪能な英語で次々と指示を飛ばす。ミニゲーム開始前には、ルールを細かく説明した。「2タッチ以内でのパス回し」「最前線の選手にボールを入れて後方から押し上げ」。通訳はない。10~20代の若手はいきなりの「ヒアリング・テスト」にびっくりだ。理解できずになかなかピッチに散れない選手を、同監督は指示した位置まで突き飛ばしてみせた。
既に選手たちには「語学力を身につけなさい」と言ってある。指示を速やかに理解し、実践できなければ、練習について行けない。MF林が「ジェスチャーで何となく分かったけれど、もっと勉強しなければ」と自覚すれば、DF野田も「通信教育を受けようかなと思ってます」と頭をかく。FW高原は戸惑う若手にアドバイスし、練習を引っ張り、海外経験の豊富さをうかがわせた。
浦和は昨季6シーズンぶりに無冠に終わった。選手とコーチ、フロント陣の意思疎通の少なさが敗因の1つに挙がった。新任監督は「積極的にコミュニケーションを図れば、いい結果を得られる」と分析する。高校教師だった経験もあるだけに、学習意欲をかき立てるすべも心得ている。
16日には宮崎でキャンプイン。戦術面を含めた本格的な練習に備え、選手が宿舎で机に向かう時間も増えそうだ。【山下健二郎】
[2009年1月14日8時42分 紙面から]
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