箕輪が札幌に戻ってきた。昨年12月に右足腓腹筋腱(ひふくきんけん)断裂の再手術を受けたコンサドーレ札幌のDF箕輪義信(33)が1日、札幌でのトレーニングを開始した。秋の復帰に向け、慎重にペースを上げていく。

 気持ちが高まった。5月30日に札幌入りし、この日、札幌・宮の沢のグラウンドに再手術後、初めて立った。ピッチの周りを3周、練習を見つめながら、ゆっくりと歩いた。「ボールを蹴るところを見て、イメージした。早く出たいという意識になった」と話した。

 状態については「良くなったり、悪くなったりで難しい」。ただ回復に向け、最善の努力をしている。週3回の病院でのリハビリのほか、個人的にトレーナーと契約し、週3回、筋力トレなどを行ってきた。元日本代表のベテランは「メンタル面などでチームをサポートできれば」とチームを支えながら復帰を目指す。