鹿島が史上初の3連覇へ向け、決起集会で「ジーコ魂」を再注入する。29日の練習後に選手、スタッフらがそろっての食事会を開くことになった。発起人の1人MF中田浩二(30)は「今だからみんなが1つの方向を向かないといけない」と意図を説明した。

 1-4で敗れた26日のホーム名古屋戦後、控室で中田とMF本山雅志(30)が音頭を取って決めた。会場はジーコが愛した鹿嶋市内の飲食店。MF増田誓志(24)が「この状況でいろいろなことを言い合えるのが鹿島のいいところ」と話すように、食事の場で意見をぶつけ合い、再浮上の糸口にする。

 リーグ後半戦は2勝2分け5敗で、一時は10あった2位との勝ち点差も1まで縮まった。中田が「選手、フロント、全員が足並みをそろえないと」と強調したように、ジーコの考えを体現すべく、一致団結して10月4日の新潟戦に臨む。