元日本代表のC大阪FW播戸竜二(30)が3年ぶりの開幕スタメンへ大きく前進した。宮崎合宿中の18日、紅白戦で主力組の1トップを務め、日本代表MF香川と乾を2列目に従えた。華麗なパス交換から2ゴール。レビークルピ監督に「播戸のスピードと決定力はチームに必要」と高評価を受けた。播戸は「香川、乾と素晴らしい2人がいるから、自分のプレーに集中できる」と感謝した。

 3月7日のリーグ開幕大宮戦(NACK)で先発となれば、G大阪所属の07年以来、J1で6度目(J2札幌の00年除く)。08年以降は外国人FWとの競争で出番が激減し、昨季はG大阪でリーグ戦先発ゼロで、構想外となった。「ある意味ゴールだけにこだわる。今は充実感がある」。19日の練習試合鳥栖戦にも先発予定。浪速の闘魂FWの逆襲が始まった。【奈島宏樹】