東京Vの株主総会が29日、東京・稲城市のクラブハウスで行われ、同日にも、運営する「東京ヴェルディホールディングス」から、Jリーグ関連会社に株式が譲渡される。崔暢亮会長、渡貫大志社長は解任され、Jリーグから人材が経営陣として派遣される見込み。経営難の同クラブに対し、Jリーグは一時的に経営権を取得し、今季の残り試合を乗り切る方向で準備を進める。

 一方、現経営陣は大口スポンサーと交渉中で、同日までに資金約2億円が入金されれば、継続して運営する可能性が残されている。また、東京Vはこの日、経営権取得を視野に入れ支援を検討していた情報通信関連企業のネクシィーズ(本社=東京・渋谷)との交渉が決裂したことを発表した。