山形は2日、9日間の酒田キャンプを打ち上げた。疲労困憊(こんぱい)の体にムチを打ち、今キャンプ初の紅白戦で全メニューを終了。小林伸二監督(49)は「フィジカルをやりながら、ボールワークもセットのメニューをやってきたので、しんどかったと思う。でもボリュームは上がったはず」と総評。残りリーグ22試合を戦い抜く、スタミナを培った。

 選手はもちろん、指揮官の視線はすでに、リーグ再開戦となる仙台との「みちのくダービー」(17日)へ向いている。「絶対負けられんやろ」と鼻息の荒い同監督は「予定どおりにキャンプを出来たし、ポジション争いも激しくなる」。チームの底上げに、手応えを得た様子だ。さらに「仙台戦は負けられないんで4-4-2で戦います」と、真意不明の戦術プランを披露。情報戦に持ち込む構えだ。