Jリーグは14日、大地震により3月中の試合全ての中止を決めた。この日、大東和美チェアマン(62)ら幹部が協議。余震が続き、一部地域で停電する可能性もあり、来場者の安全確保を最優先した。J1は第3節(3月19、20日)全9試合、J2は第3節(同19、20日)と第4節(同26、27日)のそれぞれ全10試合を中止とした。ともに第2節(12、13日)全19試合の中止に続く措置。3月16、26、27日に予定していたナビスコ杯の予選リーグ全12試合も中止とした。

 Jリーグは4月再開を目指すが、大東チェアマンは「あくまで現時点の判断。状況の変化に対応し慎重に検討する」とし今後は不透明。再開後も施設損壊が激しい仙台、鹿島、水戸、栃木などの主催試合を国立競技場などに振り替える可能性がある。リーグ戦の終了日程の変更は考えず、中止した試合は、日本代表が参加する南米選手権開催中の7月に行う方針で、日本協会にも了承を得た。ナビスコ杯は予選形式をリーグ戦からトーナメントに変更するプランもある。