仙台がフレッシュなメンバーで快挙に挑戦する。24日のアジア・チャンピオンズリーグ、ブリラム戦に向け21日、成田空港からタイに移動した。手倉森誠監督(45)は「出ていなかった選手が鬱憤(うっぷん)を晴らしてくれるはず」とメンバーを大胆に入れ替える。まず、20日の川崎F戦でも途中交代させたMF梁が「完全に疲れている」(同監督)と今季初めてメンバーを外れ、28日の鳥栖戦に専念。鎌田、富田、菅井らも仙台に戻り、奥埜、中原、ヘベルチ、関、田村、藤村、ジオゴの7人を新たに招集した。

 ブリラム戦に勝てば、同組のもう1試合、江蘇舜天-FCソウル戦の結果次第で1次リーグ突破が決まる。「初出場で決勝トーナメントに行けるか、ビッグゲームですよ。最低でも引き分けで踏ん張れれば、ホームの最終戦につながる」と手倉森監督は勝ち点奪取を誓った。【ブリラム=亀山泰宏】