<J2:長崎1-1磐田>◇第31節◇14日◇長崎県立

 磐田は長崎と引き分け、4戦連続未勝利となった。前半は3バックで臨むもシュート0本に抑えられ、シャムスカ監督(48)は「中盤に人数をかけ、セカンドボールを拾おうと考えた」と後半から4バックに変更した。同時に左サイドのDF宮崎智彦(27)に替えFW山崎亮平(25)を投入。その山崎が攻守で奮闘した。相手の決定機を防ぐと、後半22分にはエリア内でMF松井大輔(33)のパスを受け、相手GKの股を抜く技ありシュート。貴重な同点弾を決めた。山崎は「スペースもありましたし、右足の方が得意なので右足で打ちました。結果的に入ってよかった」と話した。

 終盤に猛攻も勝ち越しとはならなかった。2位松本が敗れ、勝ち点差を縮めるチャンスだっただけに、痛い勝ち点1。アシストした松井は「厳しい戦いが続くと思いますが、自分たちは残された試合に勝つしかありません」と前を向いた。