東京が来季の新戦力としてJ2札幌DF奈良竜樹(21)を獲得することが27日、分かった。奈良はリオデジャネイロ五輪世代のセンターバック。札幌ユース出身で1年目からJ1開幕デビューを果たし、プロ3年目の今季は39試合に出場。鋭い読みと強さが売りで、ポテンシャルの高さは同世代屈指だ。東京はC大阪DF山下の獲得に乗り出したが、残留濃厚となり奈良獲得に照準を合わせていた。

 また東京GK塩田仁史(33)が来季J2の大宮へ完全移籍することが決まった。獲得オファーを受け26日に仮契約を結んだ。流通経大卒業後、04年から東京一筋でプレー。総合力の高いGKで、出場機会を得るため11年間過ごしたクラブを離れる。東京側も功労者の1人として、サポーターとのお別れの場を設ける予定だ。