勝者が準々決勝の対戦相手になるとあって、2日のサッカーのワールドカップ、日本-ベルギー戦はブラジルでも大きな関心を呼んだ。有力紙グロボのスポーツサイトは、日本が事前の予想を覆して健闘し「ベルギーを仰天させた」と驚きをもって報じた。

 同紙はベルギーが「黄金世代」と呼ばれる強豪チームなのに対し、日本は「勝ち点わずか4で、イエローカードの数(が少なかったこと)でセネガルを下し1次リーグを通過した」として「決勝トーナメントで最も技術の差が大きいと見られていた」と形容した。

 しかし「日本がマークのスタイルを変えてきたことで、ベルギーにとって大方が予想したほど容易ではなかった」と指摘。後半に日本に2点を取られた後、ベルギーが空中戦を仕掛けたことが功を奏し、ロスタイムでの逆転につながったとして「何というドラマだ」と締めくくった。

 ブラジルはベルギーと対戦することになり、同紙は「仕事や学校の休みを申請するなら、試合はブラジリア時間6日午後3時(日本時間7日午前3時)からだ」と呼び掛けた。