クラブW杯決勝・バルセロナ-リバープレート戦は、一夜明けの21日も続いていた!?

 バルサの選手たちはこの日の午前8時すぎ、帰国のチャーター便に乗るために成田空港に姿を現した。

 通常、バルサほどの世界的チームとなれば、一般とは別の入り口から搭乗手続きへ向かうもの。

 だがこの日は違った。集まった300人もの日本のファンへ感謝の意味も込め、出国ロビー中央の一般客が利用する入り口から手続きへと向かった。

 だが、これがマズかったかもしれない。ちょうど居合わせたリバープレートサポーターの闘争心に火がついてしまった。

 バルサの選手たちの姿が見えなくなるまで「オー、バモ・リーベルプレート♪」とリバープレートの応援歌をロビーに響き渡る声で大合唱。

 応援歌を歌っていたリバープレートファンの中には、直前までバルサDFマスケラーノにスペイン語で話し掛け、親しげに抱擁を交わしていたアルゼンチン人の中年男性もいた。

 あまりに突然の手のひら返しに、バルサの選手たちも苦笑いするしかなかった。