FW岡崎慎司(30)所属のレスターが、プレミアリーグを制した昨季の強さを取り戻した。ラニエリ監督が解任されて迎えた初戦、ホームに強敵リバプールを迎えて3-1と快勝。ようやく2017年のリーグ戦初勝利を挙げた。

 岡崎はFWで先発。レスターは序盤から攻勢に出て、リバプールゴールを襲った。岡崎は前半7分、FWバーディーの後方からのシュートが、エリア内でバウンドしたところに素早く頭から飛び込んだ。ヘディングシュートは惜しくもGKにセーブされた。そして前半28分にスルーパスから抜け出したバーディーが冷静に先制点を決める。昨季を思い起こさせるシーンに、岡崎らメンバーはピッチで抱き合い、喜びをあらわにした。

 続く39分にはMFドリンクウオーターが、強烈なミドルシュートをゴール右に突き刺して加点。後半15分に再びスルーパスからバーディーが抜け出し、3点目を奪った。後半23分にリバプールに1点を返され、直後の24分に岡崎は途中交代となった。岡崎は攻守に渡って、いつもの献身的なプレーが目立った。

 監督代行を務めたシェークスピア助監督は「ウオーミングアップの時、闘志あふれる彼らの目を見て、いけると思った。さまざまな批判に少なからず傷ついていたが、それが逆に闘志に火をつけてくれた。ただ、まだ力を出し切れていない。求められるのは結果だし、もっと積み上げていかないといけない」と満足はしなかった。レスターは勝ち点を24とし、17位から15位に浮上した。