スペイン2部テネリフェMF柴崎岳(24)がホームでのオビエド戦で、移籍から約2カ月で初先発を果たした。左MFで出て、試合途中から右MFも務め、後半29分までプレー。試合は1-0で勝ち、3位に浮上した。柴崎はJリーグとの違いを感じつつも、連係の向上に手応えをつかんだ。

 柴崎は先発でプレーしたことで「日本よりリズムが速かったり、激しさはもちろんある。少しずつフィットできている」とスペインを実感したようだ。試合展開上、ロングボールや浮き球が多用され、ボールタッチは少なかったが、「感触をつかめた部分はある」と振り返った。本来の中央でなくサイドでのプレーも、マルティ監督にマルチぶりを認められてのこと。交代時には1万7000人以上が集まった客席から大拍手。「いいプレーをして、いいニュースを地元や日本のファンに届けたい」と話した。