ブンデスリーガで、無名だった地方クラブが首位を突っ走っている。今季昇格したホッフェンハイムは11月29日にビーレフェルトを3-0で下して勝ち点を34に伸ばし、連覇を狙う2位バイエルンとの勝ち点3差を守った。

 前半5分に絶好調のボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWイビセビッチが先制し、6分後に加点。序盤の猛攻で相手の戦意を喪失させ、ラングニック監督は「激しく球を奪いに行く姿勢が良かった」と満足そうに話した。

 15試合で40得点と破壊力抜群の攻撃が自慢だ。イビセビッチは今季17点目で得点ランキングの首位を独走。エースを軸に3トップで戦う指揮官の思いきりの良さに、身体能力の高いアフリカや東欧の選手たちが応える。

 同監督は2季前から、当時3部だったホッフェンハイムを率いる。かつてシャルケを欧州CL出場に導いた指揮官の3部監督就任は、オーナーのホップ氏の掲げた挑戦に共感したからだ。

 ソフトウエア欧州大手SAPの創始者の1人として成功したホップ氏は、少年時代に下部組織でプレーした同クラブを買収。優れたビジネスセンスを生かして無名の好選手を次々に獲得し、同監督に託した。

 次節(5日)はバイエルンとの頂上対決。シンデレラチームが、昨季覇者にひと泡吹かせるか。(共同)