<欧州CL:(3)マンチェスターU1-0FCポルト(2)>◇15日(日本時間16日)◇決勝トーナメント準々決勝第2戦◇ポルト※カッコ内は2戦合計得点
番狂わせを信じて観客席を埋め尽くしたFCポルトのサポーターの度肝を抜く一振りだった。前半6分、右へ切り返しながら約35メートルの右足シュートを左隅へねじ込んだマンチェスターUのC・ロナウドは、チームメートの手荒い祝福を受けながら血走ったような目でスタンドを見上げた。
昨季は8ゴールで得点王に輝いたが、今季はここまでわずか1点。最近は国内リーグでも精彩を欠き、ファーガソン監督に「誰であっても独り善がりなプレーは許されない」と苦言を呈された。さらにこの日はリスボンのクラブ出身という経歴から激しいブーイングを浴びた。うっせきした思いを解き放つ一撃だった。
底力を発揮したエースに続き、安定感を欠いていた守備陣も踏ん張った。ファーディナンドが故障から復帰して久々にビディッチとセンターバックコンビを組み、威勢のいい相手攻撃陣を押さえ込んだ。「堅守が勝利の鍵だった。とても集中し、チーム全体に好影響を及ぼした」と同監督。
ポルトには5季前の決勝トーナメント1回戦で敗退に追い込まれた。また、FCポルトの本拠地でイングランド勢は勝ったことがなかった。因縁とジンクスが絡んだ難敵を退け、連続無敗の大会記録は23に伸びた。
[2009年4月16日9時55分]ソーシャルブックマーク

