スウェーデン代表のACミランFWズラタン・イブラヒモビッチの去就をめぐって、スペインとイタリアで対照的な報道がされている。1日付のスペイン紙ムンド・デポルティボは、イブラヒモビッチがRマドリードへの移籍を了承したと伝えた。数週間前にレアルのモウリーニョ監督が電話で本人に移籍を打診したところ「OK」の返事だったため、獲得に動くという。ただ、2人の間が相思相愛とはいえ、スター軍団の中でエゴを我慢できるか、FWゴンサロ・イグアインと「共存」できるかなど、課題もあるとした。

 また、スペイン紙スポルトは、ミランがRマドリードMFカカのトレードを画策していると報じた。

 一方で、イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは、モウリーニョ監督の誘いに対し、イビラヒモビッチは「来季もミランに残る」と答えたと伝えた。「私はまだミランで勝ち続けたい。私は上質のワインのようなもので、年をとるごとに良くなっていく」という本人のコメントを紹介し、移籍には否定的な見方だ。