<ブンデスリーガ:シュツットガルト3-1シャルケ>◇20日◇シュツットガルト

 シュツットガルトの酒井高徳が左サイドバックとしてフル出場し、チームの3点目をアシストした。

 後半14分、酒井のスローイングを受けたカカウのパスが、シャルケ選手にあたってDFラインの裏にこぼれ、このボールを拾った酒井がスピードにのったドリブルでカバーに来たアイハンをかわし左足で鋭い折り返し。これをハルニクがしっかりとダイレクトボレーでゴールを決めた。酒井は駆け寄ってきたハルニクらと抱き合い喜びあった。<酒井高徳と一問一答>―勝利、おめでとうございます。

 「はい」―前半若干体が思いようように見受けられたが?「2週間くらいずっと試合に出ていなくて、いきなりで、やっぱりしんどいっていうのがあって。後半もそうだけど、一定の時間を越えたらけっこう体が楽になるんですけど、最初の25分くらいはしんどかった。まあでも、90分できたので良かったのかなと」―アシスト凄かったですね、自信のあるドリブルから・・・

 「そうですね、カカウが上手く出してくれて。まあちょっと運もあって転がってきたと思うんですけど、ただその後の交わしは狙い通りだったし、その後ドリブルでしっかり持ち運んで落ち着いてああいう得点に絡めたっていうのは最近なかったので非常に良かったと思う」―1対1の場面で負けるシーンがなかったですけど、そこのあたりはどうですか?

 「監督が変わってから多分オランダ人っていうのもあるのかと思うんですけど、サイドハーフがサイドバックに付いて相手のサイドハーフに自分が付くっていう形を徹底してるんで、ディフェンスとしてはあんまり裏を気にせずっていう感じなので、1対1のところは負けないように意識はしてた」―結構そういうのを意識する練習をやってますか?

 「監督はそういうのが多いですね。思いっきり1対1の練習見たいと、バチバチバチバチするのをやるので」―喧嘩とかなったりしない?

 「なりますよ、つかみ合いとかなります。けど、その後は別に大したことないし、喧嘩してもそれはそれで終わりだし」―ボールコンタクト数がチームで一番だった

 「え、まじっすか?でもミスは一番多かったと思うんで。俺はボールコンタクト数より成功率の方を大事にするんで、まあコンタクト多いのは嬉しいですけど、じゃあその成功率を見てみたいなと思いますね」―ちなみにウッチーからの連絡は?

 「まだ見てないですね。僕も出られるかわからなかったんで、あんまり連絡してなかったんすけど。ちょっと後で見てみます」―内田くんも同じ監督のもとでプレーしてたけど、何か言ってた?

 「最初代わったときに、『いい監督だよ』って言ってたんすけど。まあ、調子いい選手を使う監督だからっていう風に言ってたんで。で、今の自分の現状がまさにそれっていうか。調子いい選手を使って、自分が出れてないんで。もう、いい状態をキープするしかないと思う」―ザッケローニ監督がヨーロッパに来てるらしいけど、シュツットガルトには?

 「あ、僕は聞いても見てもいないすね。まあ、ちょこちょこ行ってるってのは聞いてるんすけど」―密かに見て帰るって感じ?

 「ちょっと分かんないすね。でもそのほうが選手たちも安心してできるんじゃないですか(笑)。やっぱ、緊張してしまうと思うんで、はい」―緊張する?

 「いや、どうすかね。やっぱ、片隅には置くと思うんで。きょう来てるんだって。それを・・・考えないでプレーできるのに越したことはないと思うんで」