Aマドリードやポルトガル代表で活躍し、日本でも横浜F(当時)でプレーしたパウロ・フットレ氏(48)が、ポルトガルのレコルド紙で八百長の存在を告白した。

 90-91年シーズンのAマドリード-エスパニョール戦で、宿泊ホテルにおいて当時のヒル会長から負けるように指示され、拒否したという。同会長は試合前にも選手に対して解雇をちらつかせながら、八百長を強要。フットレ氏は「(八百長を命じられたのは)人生の中で唯一の経験だった」としている。

 試合はエスパニョールが3-1で勝ち、1部残留を決めた。ただスペイン・マルカ紙によると、当時のチームメートで、元スペイン代表のロベルト・ソロサバル氏は「そんな話は聞いた事はない。全くのうそ」と否定しているという。