<スペインリーグ:バルセロナ4-1マラガ>◇1日◇マラガ

 バルセロナがアウェーでマラガを4-1と一蹴し、リーグ7連勝で暫定首位に浮上した。前半19分にFWリオネル・メッシ(21)のゴールで2-1と勝ち越すと、後半にも2点を加える余裕の勝利。大雨で水浸しとなった劣悪なピッチにも、自慢の攻撃力は落ちなかった。

 「マラドーナ2世」メッシに、水浸しの劣悪なピッチも関係なかった。1-1の同点とされた直後の前半19分、ペナルティーエリア右サイドで相手クリアボールをカットすると、迷うことなく「水切りショット」を放った。鋭い低弾道弾は、相手DF2人の足元を突き抜け、対角のゴールポスト際へ突き刺さった。試合の主導権を握る貴重な勝ち越しゴール。169センチの小柄な男は仲間に飛びつき、喜びをあらわにした。

 ロナウジーニョ、デコが去り、バルセロナは完全にメッシのチームに変ぼうした。今季から背番号「10」を背負い、3トップの右に君臨。今季リーグ6点はFWエトーの9点に及ばないが、チーム得点の大半はメッシが起点となったものばかりだ。リーグ7連勝、欧州CLなど含めれば公式戦11連勝。ここ7試合で22得点という驚異的な攻撃力は、雨にも湿ることがなかった。

 マンオブザマッチは2ゴールのシャビに譲ったが、メッシあってのバルサを強く印象づけた。「ピッチ状況を考えれば、難しい展開になることを覚悟していた。そんな中でつかんだ勝利は、大きな意義がある」。母国アルゼンチン代表監督にマラドーナ氏が内定する中、若きエースがさらに成長した姿を披露した。(山本孔一通信員)