<UEFA杯:パリSG2-0ボルフスブルク>◇18日(日本時間19日)◇決勝トーナメント1回戦◇第1戦◇パリ

 日本代表FW大久保嘉人(26)、MF長谷部誠(25)のボルフスブルクは、アウェーでパリSGに0-2と敗れた。長谷部は先発出場し、後半34分に退いた。大久保は後半18分に途中出場したが不発に終わった。第2戦は26日に行われる。

 大久保の移籍初ゴールは、またもお預けとなった。後半20分、日本代表「ホットライン」長谷部のパスを受け、ゴール正面から右足シュート。球は相手DFにブロックされ、ゴール右へと外れた。MFミシモビッチに代わって後半18分からトップ下で出場。2分後の好機を生かせなかった。積極的な動きからロスタイムにもシュートを放ったが、ゴールは割れなかった。

 フランスのサルコジ大統領も観戦したアウェー戦は、後半35、38分にセットプレーから2失点し敗れた。マガト監督は「チャンスは我々の方が多くつくった。不愉快な結果に終わったが、来週のホームでひっくり返せる」と話した。ドイツのサッカー専門誌キッカーは、大久保を3点(6点制で最高1、最低6)と採点。短い時間ながら切れのいい動きが評価された。

 一方、先発した長谷部は前半23分に右ゴールポスト脇から中央にボールを送って決定機をつくるなど、献身的なプレーが光った。

 [2009年2月20日7時56分

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