<欧州CL:インテル(イタリア)0-0マンチェスターU(イングランド)>◇24日(日本時間25日)◇決勝トーナメント1回戦第1戦◇イタリア・ミラノ

 知将ジョゼ・モウリーニョ監督(46)率いるインテルが、好敵手ファーガソン監督のマンチェスターUと0-0で引き分けた。GKジュリオ・セザルが好セーブを連発すれば、18歳DFサントンはC・ロナウドのドリブルに機敏に対応するなど、ホーム戦を無失点で切り抜けた。大会連続不敗を20試合に更新した史上最強軍団を向こうに回し、モウリーニョ監督は「得点しなかったことを後悔するだろう」。敵地での第2戦(3月11日)に向け、揺るぎない自信をみせた。(波平千種、春日洋平通信員)

 モウリーニョ監督の狙い通りの、スコアレスドローだった。マンUの攻勢を受けながら、持ち前の守備力を前面に戦う。インテルの守護神ジュリオ・セザルが前半5分にC・ロナウドのヘディングシュートをセーブすると、同26分にはギグスとの1対1も防いだ。先月2日で18歳のサントンは左サイドでC・ロナウドを徹底マーク。前半こそ突破力に手を焼いたが、時間の経過とともに機敏な動きで粘り強く対応した。

 知将のカウンター対策がはまった。「敵は逆襲が鋭い」(同監督)と警戒し、負傷したサムエルの代役に今大会初出場のリバスを、左サイドには若いサントンを起用するなど走れるDFをそろえた。自らのプラン通り「前半90分」を無失点で乗り切り、「マンUはすばらしい展開力とスピードを見せたが、ここで得点しなかったことを後悔するだろう。我々は次の試合で開始早々から得点を狙う」と不敵に笑った。

 試合前日、ファーガソン監督に300ポンド(約4万2000円)の赤ワインを贈った。チェルシー時代からお互いに認め合う両者は、試合後にワイン片手に語らうのが恒例。しかし今回は「第2戦終了後に語り合いましょう」とのメッセージを伝え、ベンチから直接、更衣室へ下がった。

 今回でファーガソン監督とは13度目の顔合わせ。6勝6分け1敗と圧倒する上、敵地オールドトラフォードでも2勝2分け1敗と優勢にある。「通常なら第2戦をホームで戦う方が有利だが、第1戦が0-0なら状況は五分五分。これで持ち味が出せる」。知将は、アウェーゴールに勝負をかける腹づもりのようだ。

 [2009年2月26日7時13分

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