<欧州CL:オリンピアコス1-0アーセナル>◇9日◇1次リーグH組◇ピラエウス
元鹿島総監督のジーコ監督(56)が2年前のフェネルバチェ(トルコ)に続き、オリンピアコス(ギリシャ)まで決勝トーナメントへと導いた。元名古屋のベンゲル監督率いるアーセナルとの「Jリーグ指揮官対決」第2ラウンド。9月29日のアウェー戦こそ、0-2と敗れ、ベンゲル監督に貫禄(かんろく)を見せつけられたが、今回は持ち前のカウンター戦術がはまった。
後半2分、中盤のこぼれ球を拾ったブラジル人DFレオナルドがドリブルで一気にゴール前まで持ち込み、左足で均衡を破った。その後は38歳のベテランGKニコポリディスの堅守もあり、相手の反撃をしのぎ切った。アーセナル戦は引き分けでも16強が決まる状況だったが、ジーコ監督は「勝ちに行く」と宣言。「世界一の負けず嫌い」という指揮官の攻撃的な姿勢が、チームを勝利に導いた。
欧州CL2度目の指揮で、またしても16強。どちらも伏兵チームを率いての結果だけに価値は大きい。ジーコ監督は「選手は勝利に値するプレーをした。1次リーグ突破はうれしい」と喜んだ。フェネルバチェを率いた2季前の準々決勝では、強豪チェルシーをホームで2-1とたたいただけに「次の相手が我々を甘くみると痛い目に遭うぞ」。ギリシャ神話の国に降りた「神様」は、どこまでも強気だった。
[2009年12月11日9時3分
紙面から]ソーシャルブックマーク


