【セビリア(スペイン)14日=山本孔一通信員】サプライズを起こす!

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(23)が、大一番を前に宣言した。16日(日本時間17日)の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦のセビリア戦を控え、敵地セビリア入りし、会場のオリンピック・スタジアムで約1時間半、非公開練習を行った。ホームでの第1戦は1-1で引き分けており、8強進出には最低でも1点が必要になるが、「ゴールを狙う。サプライズを起こしたい」と自信をみなぎらせた。

 本田が12日のロシアリーグ開幕戦で決勝ゴールを決めた勢いを、そのまま欧州CLの大一番に持ち込む。セビリアとの第2戦を2日後に控えて現地入り。初練習を終えた本田の言葉には自信があふれていた。

 本田

 (ゴールを)もちろん狙います。次に進むために1点は確実に必要なんで。アグレッシブな攻めが必要で、逆に分かりやすい。カウンターにしろ、プレッシャーをかけるにしろ、ゴール前で何らか、相手をアッと言わせるプレーが必要だと思う。

 壁は厚い。2月24日のホームでの第1戦は1-1で引き分けた。第2戦は0-0ではアウェーゴール差で敗退する。最低でも1点が必要になる。さらに欧州CLは前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて8強以上に進出した日本人は、78-79シーズンの奥寺康彦(ケルン=4強進出)しかいない。セルティック時代の中村俊輔を含めて5人がはね返されてきた。しかし、本田はあくまで強気だった。

 本田

 もう1つ上(準々決勝)だけじゃなく、もっとCLでプレーしたい。うまいチームが勝つとは限らない。それがサッカー。オレはそれを狙ってセビリアに挑む。サプライズを起こしたい。

 「HONDA」の名前もスペインまで浸透している。15日付のセビリアの地元紙エスタディオ・デポルティーボは、空港に到着した本田の写真を1面に掲載した。ディアリオ・デ・セビージャ紙は「少ない試合で結果を残して、チームの主力になった」と紹介。その分、マークも厳しくなる。もちろん本田もそれは感じている。

 本田

 相手も相手なんで自分が全力でやっても五分でやれるか、そういう相手なんで。調子は悪くないですけど危機感いっぱいというかそういう感じですね。

 欧州CLをW杯のリハーサルと位置づけている。欧州クラブ最高峰の大会で、本田が8強進出決めれば、「W杯4強」を目標に掲げる日本代表にとっても、大きな追い風になる。

 [2010年3月16日9時21分

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