【マッレスベノスタ(イタリア)25日(日本時間26日)=猪野真美子通信員】セリエAチェゼーナに移籍した日本代表DF長友佑都(23)が、チーム合流後初戦で持ち味のスピードを存分にアピールした。3部のペルゴクレマとの練習試合に左サイドバックで先発。マッチアップした相手FWを何度も置き去りにする走りをみせ、後半11分に交代するまで攻守に走り回って貢献した。0-0で終わった試合の中で1人輝きを放ち、存在感を示した。

 後半9分、長友が武器のスピードを見せつけた。自陣ハーフライン付近で相手パスをカットすると、そのまま左サイドを約30メートルドリブル。1人目のDFを内に入るように見せかけて左に抜く。2人目の相手に体を寄せられると、体勢を低くしてボールをキープしながら反転し、右のMFカセルタにパス。FWジャッケローニのシュートまでつながった。2分後に交代したが、チェゼーナから5時間かけて長友を見に来た約200人のサポーターから大きな拍手で迎えられた。

 持ち味を存分にアピールした。走ってはマッチアップした相手FWを何度も置き去りにするスピードをみせ、左サイドハーフのコルッチともカバーし合うなど連係の良さをみせた。同僚選手からは「ナガ、行け!」と指示が出るなど、合流3日目でチームに溶け込んでいた。フィッカデンティ監督も「最初の試合にしてはうまくなじんでいた。技術もみせてくれた」と現時点での合格点を与えた。

 長友は「今日はとても楽しくできた。監督からの指示はなかったが、戦術面は練習の時に言われていた。仲間たちとも身ぶり手ぶりで教えてもらった言葉でコミュニケーションを取っているので、すごく良好な関係です」と充実感を漂わせた。夕食も5~6人のチームメートと話しながらとり、笑顔が絶えなかった。

 合宿の練習場には日本語で「ようこそ

 佑都」と書かれた横断幕がかけられ、長友にプレゼントを渡すため出待ちするファンが現れるなど、サポーター人気も急上昇中。ピッチ内外に追い風を吹かせ、長友のセリエA挑戦が順調なスタートを切った。

 [2010年7月27日12時41分

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