欧州チャンピオンズリーグ(CL)で活躍し、ビッグクラブ移籍へ-。ドルトムントの日本代表MF香川真司(22)が、強豪マンチェスターUから調査を受けていることに関して初めて口を開いた。22日、母校の神戸・乙木小を訪問。香川は「ドルトムントで今季を戦うのが前提」とした上で「そういうクラブから目を付けられるのはうれしい。欧州CLで活躍すればいろんなチャンスが転がっている。正式オファーを頂いた時に考えたい」と語った。

 既にマンUは水面下で動いており、移籍金2000万ユーロ(約23億円)を準備しているという。8月5日リーグ開幕ハンブルガーSV戦から、欧州CLを含め全試合視察。今年1月アジア杯で骨折した右足小指の回復具合などを判断し、早ければ今冬の移籍市場で正式オファーに発展する可能性がある。香川は今月中にも渡独し、チーム始動日から練習に合流する。初めて挑む欧州CLを楽しみにしており「1次リーグには強いクラブも入るだろうし、難しい。でも(昨季は)シャルケがベスト4に入ったし、チャンスは必ずあると思う。まず1次Lを突破したい」。欧州CLを踏み台にして夢のプレミア移籍へ。勝負の欧州2年目がいよいよ幕を開ける。【益子浩一】