<セリエA:カリャリ2-1ノバラ>◇17日◇カリャリ
今季からノバラでプレーするFW森本貴幸(23)が、アウェーのカリャリ戦で移籍後初ゴールを決めた。2点を追う後半43分。ペナルティーエリアまで約10メートルの位置から左足ミドルシュート。これが相手DFに当たり、ループシュートのような弾道になってゴールに吸い込まれた。試合は敗れたが森本は約2年ぶりにリーグ戦フル出場を果たした。DF長友佑都(25)の所属するインテルミラノは0-0でローマと引き分けた。両チームは次節20日(日本時間21日未明)にノバラで対戦する。
森本の移籍後初ゴールは、早くも2試合目で生まれた。低く蹴ったシュートが、相手DFに当たり、絶妙なループシュートの軌道に変化。ジャンプしたGKの伸ばした手の上からゴールネットを揺らした。試合には敗れ、今季初勝利はならなかったが「ちょっと運もあったと思うけど、決まって本当にうれしかった。ノバラ初ゴールなので、ノバラのファンと移籍に携わった人にささげたい」と森本。昨年12月5日ユベントス戦以来、約9カ月ぶりの得点を素直に喜んだ。
イタリア移籍後5シーズン所属したカターニアでは、年々出場機会が減っていった。リーグ戦先発フル出場は09年11月22日パレルモ戦以来約2年ぶり。特にアルゼンチン人のシメオネ監督が途中就任した昨季は「ロッカー室でもスペイン語が飛び交い、僕にとって良い状況ではなかった」という。
それでも移籍後は水を得た魚のように、生き生きとプレーしている。途中出場でアシストを決めた前節キエボ戦に続く活躍。次は長友のいるインテル戦だ。森本は「インテルが今こういう状態(今季未勝利)なので、僕としてはこのまま続けてほしいと思う。ホームの試合なので絶対負けられない」と、定位置確保へ、なりふり構わぬ姿勢を見せた。(西村明美通信員)

