<ブンデスリーガ:ドルトムント5-1ウォルフスブルク>◇5日◇ドルトムント

 【ドルトムント(ドイツ)鈴木智貴通信員】ドルトムントの日本代表FW香川真司(22)が、ホームのウォルフスブルク戦で1ゴール2アシストの活躍を見せた。トップ下としてリーグ戦2戦連続フル出場。前半12分にゲッツェの先制ゴールをアシストすると、同45分にはレバンドフスキの左からのパスにゴール正面に走り込み右足で今季3点目となるチーム2点目を決めた。後半にも1アシストを追加。試合も大勝した。一方、ウォルフスブルクの同MF長谷部誠(27)はベンチ入りしたが、出番はなかった。

 これが香川が理想とするドルトムントだ。1点リードの前半45分。左サイドでスルーパスに抜けだしたレバンドフスキと中央で並走。左からのパスに走り込んで右足シュート。落ち着いてゴール右に決めた。香川は当然とばかりの笑みを見せながら仲間と喜びを分かち合った。

 前戦の1日の欧州チャンピオンズリーグ・オリンピアコス(ギリシャ)戦。香川は後半21分から途中出場した。ガチガチの守りのサッカーを忠実にこなし、今季CL初勝利に貢献した。だが試合後「先制点以降は面白みのないゲームになっちゃった。らしくないゲームだった」と持ち前のパスサッカーができなかったことを反省した。

 この日のウォルフスブルク戦の戦いぶりこそ、香川が理想とするサッカーだ。それを体現したのが、前半12分に右足アウトサイドで後ろへ流したアシストであり、後半21分にハーフウェーライン付近から出した、レバンドフスキへのスルーパスだった。

 華麗にパスをつなぐサッカーはドルトムントだけでなく、日本代表が目指すサッカーでもある。1日の欧州CLオリンピアコス戦後に「本当に良い状態にあるんで。あとは結果かなと思います」と話していた香川。その言葉通りの活躍を見せたことは、大黒柱のDF長友をケガで欠いてW杯アジア3次予選のアウェー2連戦に臨む日本代表にとっても、大きな意味がある。