日本代表のケルンDF槙野智章(24)が、今冬にドイツ2部のインゴルシュタットに移籍することが23日、濃厚になった。この日、仙台で開催された慈善試合に出場した槙野は「ある程度は(移籍先を)決めています。海外です。年内には(正式に)決めたい」と明かした。今季ケルンではリーグ3試合に出場しただけ。出番を求めて移籍先を探しており、関係者によればインゴルシュタットと詰めの交渉をしているという。

 今年1月に広島からケルンに移ったが、出場機会を得られず苦しんだ。日本代表に招集されても試合勘のなさから足をつることもあった。槙野は「1年前に(欧州に)旅立つ時の熱い気持ちは消えていない。ドイツの環境が自分に合っている。14年(W杯)を考えてプレーしたい」。失った自信を取り戻すため、2部リーグ移籍を決断。交渉が順調に進めば年内にも正式サイン。年明けに合流する。