昨年9月に右膝を手術した日本代表のMF本田圭佑(25=CSKAモスクワ)が、ぶっつけ本番で6月のW杯アジア最終予選に臨む可能性が出てきた。12日、成田空港発の航空機で渡欧。来月下旬に国内で行われる代表戦2試合を回避する考えを示した上で「大事な本番は6月」と語った。
スーツ姿の本田は、しっかりとした足取りで搭乗口へと歩いた。右膝半月板損傷で9月に手術を受け、1度は実戦復帰しながら11月に再離脱。モスクワを離れ、バルセロナで治療とリハビリの日々が続いた。現在も復帰の見通しは立たないまま。2月に国内で開催される代表戦2試合について、淡々と語った。
「ケガに関しては(復帰の)メドを立てずにやっているんでね。それ(2月に代表戦)があるのも今まで頭になかったくらいやから。本当に大事なもの、本番は6月からですから」
日本は既に最終予選進出が決まっている。復帰を早めるより、2月の2試合を回避して万全の状態で6月に入りたい。6月は移動も含め、10日間で3試合を戦う過密日程だ。
「欲望」も捨てる。欧州CL決勝トーナメント1回戦(2月21日、3月14日)で、憧れのRマドリードと対戦する。活躍すればビッグクラブからオファーが届く可能性もあるが、状況次第ではこちらも回避する考えを示した。
「レアル戦にこだわっているなら昨日の(授賞式の)時点で言っている。(CSKAモスクワのスルツキー)監督もレアル戦にこだわっているという発言をしたみたいですけれど、そんなことも言っていない」
昨年8月下旬に代表を途中離脱して以来、ザックジャパンから離れている。今後もスペインで合宿中のチームには同行せず、欧州内で治療とリハビリを続けていく方針。エースの復帰が待たれる。【益子浩一】

