岡田武史監督(55)が率いる中国スーパーリーグ杭州緑城が「凍結暗闇登山」を決行した。日本合宿2日目の8日早朝、筑波山の登山を敢行。標高877メートルとはいえ、頂上付近は雪が凍結して、ツルツル状態の中で、指揮官も登頂した。
午前4時。周囲は真っ暗、気温はマイナス6度。茨城県石岡市内のキャンプ場を出発した一行はヘッドライトのわずかな光を頼りに頂上を目指した。標高は低いが残雪が凍結し、体勢を崩す選手が続出。「要小心(気をつけろ)!」。中国語が飛び交った。
登り道は予定の40分を大幅に上回る1時間半をかけた。頂上で1時間も待った朝日は雲に隠れていたが、岡田監督は「上りはツルツル滑って結構危なかった。下りは(日差しの当たる)南側の斜面だったから足元が解けていて大丈夫だったけど」と振り返った。
下山後は筑波大で、難度の高い4メートルの垂直壁超えに挑んだ。早朝から8時間の全行程を終えた選手たちは、ようやく昼食にありつき満面の笑み。岡田監督は「この経験が話の種になってコミュニケーションにつながれば」。団結心を強めて、今日9日からの静岡合宿に備えた。【菅家大輔】

