<欧州CL:Rマドリード2-1Bミュンヘン>◇準決勝◇25日◇マドリード

 前回王者バルセロナ(スペイン)に続き、優勝候補がまた負けた。スペインリーグでもバルサを抑えて首位に立つRマドリード(スペイン)が、ホームでの準決勝第2戦でBミュンヘン(ドイツ)と対戦。90分間では2-1と勝利し、2戦合計3-3で突入したPK戦でエースのC・ロナルドらが失敗。1-3で敗退が決まった。

 延長戦では再三、足を痛がるそぶりを見せていたC・ロナルドに、PK戦での余力は残されていなかった。Bミュンヘン・アラバが決めた後の、Rマドリードの1人目として登場。ゴール左下へシュートを放ったが、コースが甘く、ドイツ代表GKノイアーにはじかれた。

 レアルは2人目の名手カカ、4人目セルヒオラモスも失敗。いつも不機嫌そうな表情のモウリーニョ監督でさえ、サイドライン際で両ひざをつき、戦況を見守っていたが、祈りは通じず。最後は相手のシュバインシュタイガーに決められて、PK戦1-3で敗退が決まった。

 前日バルセロナ対チェルシーでは、バルサのエース、メッシが後半早々大事なPKを外し惜敗。この日はロナルドが先制PKを決めるなど2得点しながら、2戦合計で並んだ後のPK戦で失敗して敗退。サッカー界の2大スターが姿を消した。ロナルドはレアル移籍後、この日のPK戦前まで27度のPK機会で、失敗はわずか1度だけ。それが最後に勝利の女神に見放された。

 それでもモウリーニョ監督は「PKは蹴ったものしか外さない。キッカーを務めた選手はみな勇気ある選手たちだ。彼らはけもののように2時間走り続けた後にPKを外した。それは限界を超えるものだよ」と選手をかばった。好セーブでノイアーに対抗したGKカシリャスも「PKはくじのようなものだから」と前を向いた。

 今季のレアルは、首位を快走するリーグ戦で109点を挙げ、最多記録を更新中。21日にはバルサとの「クラシコ」を制し、4季ぶりVは目前。来季の去就が注目されていたモウリーニョ監督も「自分は監督を続ける。このクラブはまだまだ伸びる」と明言。来季も、史上初となる3クラブ目での欧州CL制覇を目指し、レアルを指揮する意向を示した。【山本孔一通信員】