<セリエA:ラツィオ3-1インテル>◇13日◇ローマ

 日本代表DF長友佑都(25)の所属するインテルミラノが、最終戦で敗れて6位で今季を終えた。左SBで2試合連続のフル出場を果たした長友は、前半は積極的に攻撃参加するも得点にはつながらず。後半は守備的になったが、チームは逆転負けを喫した。

 3失点の完敗でシーズンを終えたが、長友は「苦しい思いもしたけど、この1年は絶対に欠かせないものになるんじゃないかと感じる」と前向きに振り返った。勝てば来季の欧州CL出場権獲得の可能性もあったが、5位に終わった00-01年以来の出場権を逃した。それでも自身は、チーム2位のリーグ戦35試合に出場。「3人の監督を経験して、どの監督でも最初は使ってもらえなかったけど、最終的にレギュラーを取り返したのは大きな自信になった」と収穫を口にした。(波平千種通信員)