<ブンデスリーガ:マインツ2-0ニュルンベルク>◇26日◇マインツ

 ニュルンベルクの日本代表MF長谷部誠(30)は負傷中ながらチームに同行し、ベンチからマインツ戦を見守った。MF清武弘嗣(24)はフル出場したが敗れ、5連敗。

 悩める日本代表の主将、長谷部は、試合終了の笛をベンチで聞いた。険しい表情で背番号13のジャージーを羽織ると、半月板を負傷した右足をかばいながら歩いてピッチへ。チームメートをねぎらった。「厳しい状況は変わりない。もう(リーグ戦)2試合あるとかじゃなくて、次の1試合に集中してやることが大事かなと思う」と話した。

 アウェーのマインツ戦で、チームに同行した。合流は、ケガをして1回目の手術後に練習参加した2月以来。同じ宿舎に入り、残留争いのまっただ中にいる清武らチームメートに声をかけた。「難しいけど、自分ができることを考えてやっていくだけ。こっちに来るとどうしても焦りというか、(サッカーを)やりたくなる」。自分の気持ちを抑え、ピッチに向かう選手を近くで見送った。清武は「ハセさんが合流してチームもいい雰囲気がある。自分ももっと自分を高めていけると思う」と、長谷部の気持ちをくみ取る。

 フェルベーク前監督が解任され、暫定監督として就任したU-23のプリンツェン監督から24日の夜に要請を受け、25日にはドイツに到着。日本でリハビリを行い、ダッシュやボール回しもできるようになったが、まだプレーできる状態ではない。W杯まで残された時間は少ない中で、調整を続けるしかない。「ここまで順調と言えば順調だけど、これからどうなるか、分からない。いつ頃復帰とかも分からない」。置かれた状況は、チームも長谷部自身も厳しい。【鈴木智貴通信員】