日本陸上界屈指の美女選手、100メートル障害の城下麗奈(23=青山学院大)が、走って就職活動する。日本選手権(広島)を6日後に控えた19日、「日本選手権で優勝争いをしないと、所属先も見つからない。走ることが就職活動です」と、アヤパン似の顔を引き締めた。当初は今年で引退する予定で、アクセサリー会社などの就職試験を受けていた。だが4月の織田記念で、07年世界選手権代表の石野真美(長谷川体育施設)に、0秒03差まで肉薄。競技続行を決めた。

 髪はピンクのメッシュが入り、ヘソピアスをつけ、特注のブルマーはハイレグにしてある。今季日本ランク3位の実力を備えつつ、ビジュアルにもこだわる。「派手好きで、目立ちたい。でも、見た目だけでは通用しないので、練習を頑張っています」と城下。大手マネジメント会社が契約を検討中というほどのタレント性もあり、未来を切り開くためにも日本選手権に挑戦する。【佐々木一郎】