8度目出場の金蘭会高(大阪)が、Vリーグ1部(V1)女子のPFUブルーキャッツを破った。

V1東レ戦を制した下北沢成徳高(東京)に次ぐ金星。3-2(14-25、26-24、21-25、25-17、15-10)で粘り勝ちし、高校女子の力を示した。

エース西村美波(3年)は「Vに勝てるなんて思ってなかったから、正直すごくうれしい」と喜びをかみしめる。

前日の下北沢成徳高-東レ戦を見て、気持ちを奮い立たせて臨んだ。

準々決勝進出には、ストレート勝ちが必須。意識するあまり最初のセットは体がこわばったが、第2セット(S)からは気持ちを切り替えて堂々とプレー。西村は、途中出場したエースのメリーサ・バルデスめがけてスパイクを打ちブロックアウトに持ち込むなど、強気な姿勢でプレーを続け、粘り勝った。

「(メリーサと)やりたいと思っていたから、途中で出てきたときはすごいうれしくて。高いのは分かってたけど、そこを狙って勝つことができたので、すごくいい経験になりました」

この勝利を、次に生かす。

「自分たちの本番は、インターハイとか国体なので、そこにつなげられるように、これからも練習頑張りたいなと思います」とさらなる躍進を誓った。

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